耳瘻孔(じろうこう)の摘出は何科?実体験をもとに費用も公開します!

私も耳瘻孔がありました!

耳瘻孔は、痛みや腫れ等がなければ、そのままにしておく方も多いと聞きますが、摘出したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

こちらの写真は、私の左耳の耳瘻孔(じろうこう)の写真です。

 

こちらの記事にいらっしゃった方は、ご本人またはご家族が耳瘻孔の方かと思います。

 

私のように、ヘッドホンの一部が分泌液で白くなったり、電話機の受話器やスマホに分泌液がついてしまうことは日常茶飯事で、人が密集しているところで分泌液が出てきてしまったときの恥ずかしさ・気まずさを感じられた方も多いと思います。

 

私もこの穴に長年悩まされてきたうちの一人です!

 

私の場合は、真っ赤になるまで腫れることはなかったものの、少し腫れて痛みが出ることがありました。

 

ずっと、子供のころから悩んでおりましたが、大人になって、耳瘻孔の摘出手術を受けましたので、「何科の病院にかかったのか」と、実際にかかった「費用」を紹介いたします。

 

下に進んでいただくと、私の左耳から摘出した耳瘻孔の写真があります。そういった写真を見るのが苦手な方もいらっしゃるかと思いますので、念のためお伝えしておきます。

 

 

耳瘻孔の摘出は何科の病院?

耳瘻孔の摘出手術は、耳鼻咽喉科または、形成外科の病院で受けることができます。

 

私は当初、耳鼻咽喉科の病院をネットで検索していたのですが、耳瘻孔の摘出手術をおこなっている耳鼻咽喉科の病院は意外と少ないです。

 

近くの耳鼻咽喉科に行って、紹介状を書いていただくのも一つの方法ですが、自宅から遠方の病院を紹介される可能性もあります。

 

(病院を探す手間は省けるかもしれませんが、、。)

 

通院が必要になるため、遠すぎると移動の負担が大きくなってしまいますので、病院は慎重に決めたいですよね。

 

私は、耳瘻孔の摘出手術について調べているうちに、形成外科でも行っていることを知り、通院可能な距離にあった形成外科の病院で手術を受けました。

 

その病院は、耳瘻孔摘出手術の実績がネットで多数紹介されていて、多いときで月5件ほど耳瘻孔の摘出手術を行っているようです。

 

実績が多くある病院の方が、こちらも安心して手術を受けられますよね!

 

耳瘻孔の摘出手術の流れ

耳瘻孔の摘出手術で、私は5回病院へ通院いたしました。

  1. 事前の診察・検査
  2. 手術日
  3. 手術翌日
  4. 抜糸
  5. 経過観察

 

手術に伴いまして、私生活で一時的に制限が発生する事項があります。(私も病院で説明を受け、少し戸惑いました笑)

 

事前に購入しておいた方がいいものを、記事の後半へ記載しております。よかったらご覧ください。

 

事前の診察・検査

初診ということもあり、問診票を記入。

 

その後、エコー検査と血液検査を実施。

 

大人になり始めて自分の耳瘻孔のエコー画像を見たのですが、ぼんやりと管みたいなものが、うねうね映っていて、深さが1cmほどありました。

 

個人的には意外と深かった印象でした。

 

血液検査については、異常があれば連絡しますとのこと。(結果、連絡はなかったので手術実施)

 

もろもろの検査の後に、手術当日と翌日についての説明を受け、その日は終了となりました。

 

手術日

手術準備

切開して摘出ということで多少緊張しておりましたが、病院に着くやいなや、手術室へ案内され、ヘアネットを被った後、左耳を上にして横向きに寝て、左耳はヘアネットから出すように指示を受けました。

 

ヘアネットは、食品工場見学の際に、被るものと似ているもので、イメージはこんな感じです。

ヘアネット

引用元:楽天市場

 

横になった後、不織布のような布に、耳を出す用の切り込みを入れて、顔全体を覆うように被せられました。

 

視界はその布のみとなり、他は何も見えません。

 

この状態で麻酔を打たれ、手術開始を迎えます。

 

麻酔

手術は、局所麻酔で行いました。(子供や症状が重たい方は全身麻酔で摘出することもあるようです)

 

局所麻酔をしたことがある方は、ご存じかもしれませんが、手術中よりも麻酔注射を打つときに一番痛みを感じると思います。(特に初回刺す時!)

 

針が刺さるときのチクっとした痛みと、麻酔の薬が体内に入っていくときは、鈍い痛み(インフルエンザ予防接種の筋注射が体内に入っていく時と似た痛み)があります。

 

2射目、3射目となると、だんだん麻酔注射の痛みも感じなくなってきます。

 

手術中

病院スタッフの方からも痛みを感じた際は、遠慮なく言ってくださいとご案内がありましたが、切開時・術中、私は痛みをそこまで感じませんでした。

 

また、切開前に、耳瘻孔を染液で染めることを聞いていましたが、いつ染めたかはわからずでした。

 

手術の間、痛みはなかったものの、器具で触られている感覚はなんとなく感じたのと、音は普通に聞こえます。

 

はさみのような器具で、耳瘻孔をチョキチョキ切っている音を聞きながら、術中を過ごしました。

 

耳瘻孔の摘出が終わりましたら、中に血が溜まるのを防ぐために、細い管(ドレーン)をつけた状態で縫合となりました。

 

手術の所要時間は約30分。

 

こちらは、実際に私の左耳から摘出した耳瘻孔です。

 

余談となりますが、手術用のライトはかなり明るかったので、ライトの熱を感じます。

 

もちろん火傷するほど熱いものではありませんが、あったかい熱で常に耳周辺が保温されているような感覚です。

 

術後の症状

過去に、指先に局所麻酔を受けたことがあるため、麻酔が切れたときに痛みが出てくるのではないかと心配しておりました。

 

今回は、麻酔が切れた後に多少の痛みは感じたものの、私は痛み止めの薬がなくても普通に過ごせました。(痛みの感じ方は個人差があるかと思いますし、症状の重さや切開範囲によっても異なるかと思います)

 

この写真は、術後の左耳を撮影したものですが、このテープは貼ったままの状態で、翌日も病院に行くこととなります。

 

手術翌日

手術の際に取り付けた細い管(ドレーン)を取り外すために、手術翌日も通院が必要となります。

 

この日は、細い管(ドレーン)を取り外して、新しいガーゼを当てて、診察・処置は終了となりました。

 

気になる術後の出血の度合いについてですが、処置中ずっと横向きで寝ていたので、確認できていません!

 

ただ、病院で新たに付けてもらったガーゼをその日の入浴前に確認いたところ、出血はほとんどありませんでしたし、手術翌日以後、出血はありませんでした。

 

縫合部分の写真です。

 

病院からも出血が少なければ、絆創膏でも良いと言われておりましたので、手術の翌々日からは絆創膏を貼っていました。

 

抜糸はいつ頃?

抜糸は、手術の1週間後に行いました。

 

こちらが抜糸直後の写真になります。

 

縫合用の糸の跡があるのと、患部が少し赤くなっていますが、出血はありません。

 

この日からは、処方された塗り薬と絆創膏も不要となり、ほぼ手術前と同じ生活になりました。

 

次回の通院は1か月後。

 

抜糸後の経過

こちらの写真は、抜糸をしてから3日後のものです。

 

跡が若干残っていますが、縫合部分はほとんど目立たなくなりました。(赤丸部分)

 

写真ではわかりずらいのですが、縫合部分の上部(青丸部分)が、若干腫れています。(指で触ってみると、少し膨らんでいるかな?という感じで、痛みもなし)

 

腫れは数日でなくなりましたが、切開部分が次第に硬くなってきました。

 

最後の通院

抜糸の1か月後、再度通院。

 

下記の写真の通り、手術の跡は薄くなってきています。

 

切開した部分(青丸)が、全体的に硬くなっていたのですが、担当医師より、次第に硬いのは治ってきますとのことで、通院は最後となりました。

 

(万が一、再発した際は、穴がなくなっているので、患部が腫れてくるとのこと)

 

手術費用・通院回数

耳瘻孔の摘出手術の通院回数は合計5回。初診日から最終通院日までの日数は44日でした。

 

各日の費用については下記のとおりです。

  • 11/26(1日目)事前の診察・検査
  • →診察・検査代 5,620円

  • 12/1(6日目)手術日
  • →手術・診察代 12,300円 + 薬代 1,070円

  • 12/2(7日目)手術翌日
  • →診察代 400円

  • 12/10(15日目)抜糸日
  • →診察代 400円

  • 1/8(44日目)経過観察(最終通院日)
  • →診察代 400円

 

合計:20,190円

 

※同じ病院でも、症状等により費用は異なる可能性があります。あくまで目安としてご認識ください。

 

事前に購入した方が良いもの

事前に(手術日当日までに)購入・準備していた方が良いものを5つ紹介します。

 

ドライシャンプー


なんで?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、手術当日は入浴・洗髪ができないためです。

 

こちらのドライシャンプー は、ドラッグストアの介護関連の商品棚に陳列されていました。

 

私が行ったドラッグストアではドライシャンプーは2種類しか置いていませんでしたので、店頭で買われる際、種類は選べないと思います。

 

フローラルの香りと記載がありましたが、そこまで香りも強くなくて、男性の私でも気にせず使用でき、髪・頭皮の油分やにおいも気にならない程度にまで軽減してくれました。

 

使い方は簡単で、適量を手に取り、髪と頭皮をマッサージして、タオルで髪を拭くだけです。

 

水は全く使用しません。

 

私の髪の長さはミディアムショート(男性)くらいですが、2~3プッシュが適量でした。

 

手術翌日も電車に乗って病院まで行きましたので、このドライシャンプーは非常に助かりました。

 

災害時に水道やガスが使えない時も、重宝しそうですね!

 

私は、首から下のシャワーは許可されましたので、ボディーシートは購入しませんでしたが、シャワー不可の場合は、ボディーシートも合わせて購入しておいた方が良いかもしれません。

 

滅菌ガーゼ・滅菌パッド


滅菌ガーゼ 滅菌パッド は、術後に縫合部分からの出血が多い方は必須になると思います。

 

ドラッグストアでも手に入りますが、少ない単位では売っていませんでしたので、店頭にあった最小のSサイズ(5cm x 5cm)12枚入りを購入。

 

私は運よく?出血量が少なかったこともあり、数枚だけ使いました。

 

5cm x 5cmでも大きいので、半分の半分に切って使用↓↓↓

 

テープ(ガーゼ固定用)


こちらのテープ も店舗で購入。

 

ガーゼを固定するために使用いたしますが、幅が広いテープは、耳の周りでは貼りづらいので、細いものが良いかと思います。

 

私が使用したもの(写真)は、幅12mmのテープです。

 

絆創膏

私は、家にあった普通の絆創膏の両端を切って使用していました。(もう少し小さいほうが理想だったのですが、バンドエイドのジュニアサイズ(子供用)でも両端を切る必要があったので、結局普通のサイズのものを使用)

※丸く切っている(角を切っている)のは、剝がれにくくするためです

 

実際に絆創膏を貼ってみると、こんな感じです。

 

外出した時も案外剥がれずで、ガーゼよりも見た目も良いので、出血が少ない方は絆創膏がおすすめです!

 

キズパワーパッドには、ちょうどいい大きさのものがあったものの、剥がすときに縫合用の糸が張り付いて、切れるかもしれないと思って使っていません。

 

脱ぎやすい服

事前購入というよりは、手術当日のおすすめの服装という観点で記載しておきます。

 

術後は、患部を保護するガーゼ等で、耳の周りが少し膨らんだ状態になりますので、首が狭い服ですと、脱いだ時に引っかかったりしてガーゼが取れてしまう可能性があります。

 

ですので、首が広い服か、ボタンで着脱ができる服が良いかと思います。

 

その他共有事項

手術当日の制限事項

手術当日は、患部を濡らさない、アルコール摂取は控えるように病院から案内がありました。

 

女性の方は、メイクを薄めにするようにお願いされるかと思います。(私は男性なので、病院から直接お願いをされませんでしたが、いただいた紙面に記載あり)

 

先に説明した通り、手術当日は洗髪ができないため、ワックスなどの整髪料はつけないほうがいいかもしれません。

 

再発のリスク

耳瘻孔の摘出手術を受ける際は、どの病院でも、再発のリスク(再発時は再手術)について説明があるかと思います。

 

私も同様の説明を受けましたが、その病院では(私が手術を受けた時点で)、再発は起こってないそうです。

 

ただ、再発の可能性はゼロではないので、その点はご認識ください。

 

理想は近くの病院が良い!

通院が必要になるのと、手術翌日は洗髪しない状態で通院しなければいけないので、できれば自宅から近い病院の方が良いです。

 

髪を洗っていないのに、長い時間、電車に乗るのは気まずいですし、、。

 

ですが、「耳瘻孔の摘出は何科の病院?」のところで記載した通り、耳瘻孔の摘出手術を行っているところは意外と少ないので、私は電車で約1時間かけて通院いたしました。

 

手術のスケジュール調整

手術当日と翌日は、病院へ行かなければいけませんので、お仕事をされている方はスケジュール調整が必要になるかと思います。

 

耳にガーゼをつけていると意外と目立ちますので、人前でお仕事をされている方は、手術のタイミングをできるだけ休みが多い時にする等、日程のアレンジが必要な場合もあるかもしれません。

 

術後1週間ほどは、患部にガーゼや絆創膏をつけることとなりますので。

 

メガネを掛けづらい

患部の位置やガーゼのつけ方によっては、メガネを掛けたときに斜めになってしまう可能性があります。

 

私は、外出する際、コンタクトレンズを使用することが多いのですが、手術日の帰宅後にメガネを掛けたときに気が付きました。

 

写真でもわかる通り、メガネのテンプル部分が若干浮いています。(赤線が通常の位置です)

 

切開部分によっても異なるかもしれませんが、私の場合は、ガーゼの付け方を少し変えれば、ほぼ正常にメガネを掛けられるようになりました。

 

イヤホンがつけられない

術後は、出血が少ない場合でも、最低数日は、耳に被さるようにガーゼ・テープを付けることになりますので、その期間イヤホンを付けられなくなってしまいます。

 

普段から、Air Pods等で音楽を聴いている方は、その間イヤホンで聴くのをやめるか、片耳だけで聴くことになります。

 

保険金の請求が可能な場合もある

病院から共有があり、自分の契約している保険会社に確認したところ、支払い可能見込みとの返信を受領いたしました。

 

手続きを進め、無事に手術費用の給付を受けることができましたので、保険会社へ確認されることをおすすめいたします。

 

処方された薬

服用頻度や回数は記載しませんが、どのような薬を処方されたかを載せておきます。

 

全部で4種類です。

 

  1. セフジニルカプセル100mg(カプセル)
  2. 細菌による感染症を治療する抗生物質。

     

  3. ロキソプロフェンNa錠60mg(錠剤)
  4. 痛みを抑える。患部が痛む際に飲む。

     

  5. ムコスタ錠100mg(錠剤)(一般名:レバミピド錠100mg)
  6. ロキソプロフェンNa錠60mgと一緒に服用。胃の粘膜を保護する。

     

  7. ゲンタマイシン硫化塩軟膏0.1%(塗り薬)
  8. 細菌による感染症を治療する抗生物質。

 

※私が調剤薬局で受けた説明を端的に記載

 

(参考)塗り薬の開け方

ご存じの方も多いと思いますので、参考程度に、、。

 

薬を出す方法は、フタの先のとがった方を画像のように差し込むと、穴を開けることができます。

 

留意事項

病院によって治療方法や薬の処方に違いがあるかもしれません。

 

また、同じ病院でも個人の症状・既往歴等により、こちらの記事内容と異なることもあるかと思います。

 

私は医療従事者ではありませんので、こちらの記事の内容は、あくまで一例としてご認識いただけますと幸いです。

 

まとめ

耳瘻孔摘出手術の実体験を紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

 

私の周りには、私を除いて耳瘻孔の方はいないのですが、日本人の5%~10%が耳瘻孔を発生すると言われているようです。(参考:松戸市医師会ホームページ

 

国内に推定500万人~1000万人程度はいる計算になり、パーセントとしては少ないものの、かなりの方々が耳瘻孔をお持ちということがわかります。

 

私のように、私生活には大きな影響はないものの、長年悩んでこられた方も多いかと思いますので、この記事が参考になれば大変うれしく思います。